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そしてリーアムから、「モーガン、きみはアイルランド育ちじゃないから、ちゃんと答えなきゃ駄目だよ」とバトンタッチされたモーガン。(最初の挨拶のとき、「日本に来られて嬉しいです」みたいなことを言ったリーアムのあとに、モーガンは「右に同じ」とラクをしたのだった)
「透視ができるわけでなし、マジックリングも持たず、キャプテン・マーヴェルのように変身することもない、そんな超能力を持たないバットマンが好きだ」
「私はブロックバスターに出たことがないんだ。『スター・ウォーズ』にも『スーパーマン』にも。以前、『スター・ウォーズ』でオビ=ワン・ケノービを演じたアレック・ギネスは、あの一本でそれまで出たすべての映画の出演料を稼いだと言っていた。今度は私の番だ!と思ったよ」
笑いの少ない記者会見で、ただひとり、ニコリともせず笑いを取り、さりげなくギャラの要求も口にするモーガン。素敵。本日の最優秀主演男優賞。
バットアイテムを発明する役だが、「ご自身は発明することがお好きですか?」という突っ込みどころ満点な質問には、即答で「NO」。素敵。 |
質疑応答が終わり、最後のフォトセッション。
スクラム組んだBATMENに、
「3時の方向でお願いします!」
「謙さん、こっち向いてくださーい!」
「次はムービーカメラの方――」
「まだ左端が済んでないよっ!!」
「スチルの方、もう少し屈んでください!」
スターは笑顔ですが、
カメラマン席は
怒号飛び交うサッカー・スタジアムのような騒ぎ……。
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