え〜毎度バカバカしい恋物語を。
なんとなく生まれた姫に、なんとなく侍従長が配されたと思ったら、
なんとなく描いたＳＰがいつのまにかレギュラーになって、
恋までしてやんの。

そもそも、話せば長いことながら……プリンセス・フォクシーがテロリストに誘拐されたとき、 救出任務にあたったのが（貧乏クジ）Ｆ国外人部隊の面々。 お礼に一同を自国に招いて歓待するとかしないとかいう話になったとき、フォクシーは部隊の最年少兵士セイジの警護をＳＰに命じます。 これには実は深〜い思惑があったのです。 ＳＰに恋の罠を仕掛けて、やおい同人誌用漫画のデッサン・モデルにしようというプチドス黒い魂胆。 まんまとフォクシーの心理作戦に堕ちたＳＰは以後、セイジの夢を見て悶々と苦しむハメに……。
まだガキじねぇか……	東洋の黒い髪、黒い瞳…… （あ、ここらへんＳＰのモノローグよ）	ちきしょー、抱きしめてぇ！

危ねぇぞ！　無茶すんなよ ……守ってやりたい でも俺は守ってやれない 今の俺は籠の鳥だ	あの年頃てなぁ、 無愛想なとこが可愛いんだよな くぅ〜、たまんね	野生の猫みたいだぜ

おい、なんだ、どこへ行くんだ、待てよ、待ってくれよ！　何言ってんだ、聞こえねぇ！！

で、これが新しい恋の獲物エリザベス。 女装したジャック・キャメロン刑事です。 彼に女装趣味はありませぬ。任務のため仕方なく。 ついでに、名無しのＳＰも男色ではありません。 ジャックを女だと思ってる。お熱いのがお好きなの。	結局、ＳＰはセイジと直接会うことはありませんでした。 そして心の傷を埋めるように 新しい恋に夢中になるのです。めでたしめでたし？

さて、どうなりますことやら。

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